第32回 JAMCOオンライン国際シンポジウム
2024年2月~
分断の危機にある世界で今訴えたいこと
趣旨説明
分断の危機にある世界で今訴えたいこと
趣旨
いま、分断の危機が世界を覆っている。中東では、イスラエル軍と過激派組織ハマスとの間の軍事衝突で深刻な人道危機に見舞われている。一方でロシアによるウクライナ侵攻は2年以上続き、収束する気配は全くなく、多くの人の命を奪い続け、国外へ避難した人が帰還出来る目途も立っていない。
世界の人々の日常にも様々な混乱と危機が及び、食料やエネルギー危機、インフレなどにより、国際協力の体制は弱体化し、分断の流れがますます進んでいる。
日本では昨年5月に被爆地広島での初めての先進国首脳会議G7サミットが開催された。このサミットでは世界を覆う核の脅威や経済危機にどう協調して対処するかが焦点となった。分断と対立が進む世界にあっては、これまで以上に世界が協力して平和を維持する努力が必要になり、それと同時に異文化理解、多様性を受け入れる社会のあり方や、ジェンダー平等など、世界が共通の意識を持って臨むべき課題が浮き彫りになっている。
2023年度のJAMCO国際シンポジウムでは、分断の危機の時代にあって、今こそ国際理解と協力の重要性が問われる中で、現状や課題を研究者や事業開発を行う当事者たちが様々な角度から報告を行う。
いま、分断の危機が世界を覆っている。中東では、イスラエル軍と過激派組織ハマスとの間の軍事衝突で深刻な人道危機に見舞われている。一方でロシアによるウクライナ侵攻は2年以上続き、収束する気配は全くなく、多くの人の命を奪い続け、国外へ避難した人が帰還出来る目途も立っていない。
世界の人々の日常にも様々な混乱と危機が及び、食料やエネルギー危機、インフレなどにより、国際協力の体制は弱体化し、分断の流れがますます進んでいる。
日本では昨年5月に被爆地広島での初めての先進国首脳会議G7サミットが開催された。このサミットでは世界を覆う核の脅威や経済危機にどう協調して対処するかが焦点となった。分断と対立が進む世界にあっては、これまで以上に世界が協力して平和を維持する努力が必要になり、それと同時に異文化理解、多様性を受け入れる社会のあり方や、ジェンダー平等など、世界が共通の意識を持って臨むべき課題が浮き彫りになっている。
2023年度のJAMCO国際シンポジウムでは、分断の危機の時代にあって、今こそ国際理解と協力の重要性が問われる中で、現状や課題を研究者や事業開発を行う当事者たちが様々な角度から報告を行う。
迫水 理男
コーディネーター
1976年NHKにプロデューサーとして入局。報道局、国際放送局で勤務。 NHK退職後、NHKインターナショナル理事、JAMCO専務理事等を歴任。 現在、様々な国際発信に関わる仕事を行っている。