第31回 JAMCOオンライン国際シンポジウム
2023年2月~2023年3月
世界的危機の中で「生きることの意味」を考える
読者からのコメント(1)
日本語指導や適応支援と一言で言っても、支援できることには限界があります。
しかし、外国人児童生徒の実情はさまざまであるため、個人の現状に合った支援が必要であることには変わりありません。そのような複雑な状況に対して、支援の方法や留意点をこの論文は示唆してくれています。例えば、ひとつの目的をもって行われる「単線型の支援」ではなく、外国人児童生徒が抱える複数の課題や、彼らの周りの状況への支援を行うような「複線型の支援」が必要であることを示してくれています。そのような複線型の支援を外国人児童生徒へおこなうには、彼らが置かれている状況において何に戸惑い・葛藤を感じているのか、彼らが置かれている周りの状況を理解することが手がかりになるといえます。
しかし、外国人児童生徒の実情はさまざまであるため、個人の現状に合った支援が必要であることには変わりありません。そのような複雑な状況に対して、支援の方法や留意点をこの論文は示唆してくれています。例えば、ひとつの目的をもって行われる「単線型の支援」ではなく、外国人児童生徒が抱える複数の課題や、彼らの周りの状況への支援を行うような「複線型の支援」が必要であることを示してくれています。そのような複線型の支援を外国人児童生徒へおこなうには、彼らが置かれている状況において何に戸惑い・葛藤を感じているのか、彼らが置かれている周りの状況を理解することが手がかりになるといえます。
今野貴之
明星大学准教授