第18回 JAMCOオンライン国際シンポジウム
2009年1月16日~2月28日
アジア諸国の公共放送
開会挨拶
放送番組国際交流センター(JAMCO)は、放送メディアに係わる国際交流を促進し、日本と諸外国との相互理解の増進と世界の放送文化の発展に寄与することを目的に、1991年に設立された財団法人です。
JAMCOでは、その主要事業の一つとして、日本で制作された優れたテレビ番組の中から外国での放送に適したものを精選して、その国際版を制作し、開発途上国の放送局による放映を主目的として、JAMCOビデオ・ライブラリーを構築・運営しています。現在までに1,336本の作品を制作しており、途上国のテレビ局からの要請に応じて、外務省や国際交流基金を通じて無償で提供されています。我が国の秀でたドラマ、ドキュメンタリー、児童・教育などのテレビ番組が海外現地の言語で放送されることにより、海外での日本理解の促進に大いに貢献しているものと自負しております。
また、JAMCOでは、世界の放送文化の発展に寄与すべく、設立以来毎年継続して国際フォーラムを実施しております。テレビ放送の果たす役割が世界中で遍く増大している今日、各国のメディア専門家が国境を超えて意見と情報を交換することは、国際的な相互理解を深める上でも、大いに意義のあることであると考えます。
第18回にあたる今年度も、2001年に導入したオンライン方式に則って、「アジア諸国の公共放送」と題して、2009年1月16日から6週間の間、内外のメディア専門家による討議を当財団のホームページ上で展開いたします。今年は、アジアにおける公共放送に光を当てて、日本、フィリピン、タイ、インドネシアにおける公共放送の実態を考察してみることにしました。
討論は、先ず立教大学の村瀬真文教授によるNHKの公共放送についての詳細な報告で始まります。
続いて、タイのSupanee Nitsmer(ラムカムヘン大学)助教授からタイの公共放送について報告があり、続いて、インドネシアの放送業界の内部事情に通じたFrederik Ndolu(インドネシアサツ・コミュニケーション)会長からインドネシアの公共放送事情を報告して頂きます。
フィリピンからは、未だ法案の段階に留まっているフィリピンの公共放送構想をめぐる現地事情を、フィリピン大学ヴィサヤス校のAmy Daquilanea-Tanoy助教授から報告していただきます。
そして最後に、明海大学の山下東子教授にアジア諸国の公共放送の現状と課題について総括していただくことにしました。 本シンポジウムでは、聴衆の皆様のご参加を歓迎いたします。今回の報告や討議の内容に対する率直なご意見やご質問を2009年2月28日までにお寄せ下さい。
このシンポジウムは、国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)と放送文化基金から助成金をいただいて、実施するものであります。また、外務省、総務省、日本放送協会、ならびに日本民間放送連盟からもご後援をいただいております。関係各位の暖かいご支援に心からの謝意を表す次第であります。
JAMCOでは、その主要事業の一つとして、日本で制作された優れたテレビ番組の中から外国での放送に適したものを精選して、その国際版を制作し、開発途上国の放送局による放映を主目的として、JAMCOビデオ・ライブラリーを構築・運営しています。現在までに1,336本の作品を制作しており、途上国のテレビ局からの要請に応じて、外務省や国際交流基金を通じて無償で提供されています。我が国の秀でたドラマ、ドキュメンタリー、児童・教育などのテレビ番組が海外現地の言語で放送されることにより、海外での日本理解の促進に大いに貢献しているものと自負しております。
また、JAMCOでは、世界の放送文化の発展に寄与すべく、設立以来毎年継続して国際フォーラムを実施しております。テレビ放送の果たす役割が世界中で遍く増大している今日、各国のメディア専門家が国境を超えて意見と情報を交換することは、国際的な相互理解を深める上でも、大いに意義のあることであると考えます。
第18回にあたる今年度も、2001年に導入したオンライン方式に則って、「アジア諸国の公共放送」と題して、2009年1月16日から6週間の間、内外のメディア専門家による討議を当財団のホームページ上で展開いたします。今年は、アジアにおける公共放送に光を当てて、日本、フィリピン、タイ、インドネシアにおける公共放送の実態を考察してみることにしました。
討論は、先ず立教大学の村瀬真文教授によるNHKの公共放送についての詳細な報告で始まります。
続いて、タイのSupanee Nitsmer(ラムカムヘン大学)助教授からタイの公共放送について報告があり、続いて、インドネシアの放送業界の内部事情に通じたFrederik Ndolu(インドネシアサツ・コミュニケーション)会長からインドネシアの公共放送事情を報告して頂きます。
フィリピンからは、未だ法案の段階に留まっているフィリピンの公共放送構想をめぐる現地事情を、フィリピン大学ヴィサヤス校のAmy Daquilanea-Tanoy助教授から報告していただきます。
そして最後に、明海大学の山下東子教授にアジア諸国の公共放送の現状と課題について総括していただくことにしました。 本シンポジウムでは、聴衆の皆様のご参加を歓迎いたします。今回の報告や討議の内容に対する率直なご意見やご質問を2009年2月28日までにお寄せ下さい。
このシンポジウムは、国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)と放送文化基金から助成金をいただいて、実施するものであります。また、外務省、総務省、日本放送協会、ならびに日本民間放送連盟からもご後援をいただいております。関係各位の暖かいご支援に心からの謝意を表す次第であります。
大河原 良雄
(財)放送番組国際交流センター 理事長